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Report

Paris Report

一年で一番気持ちのいい季節に入りましたが、こんなニュースが流されています。
170本の映画に出演、カンヌ、セザール映画祭で主演男優を受賞しているフランスを代表する国民俳優。フランス最高の勲章レジョンドールを受賞している『ジェラール・ドパルデゥー氏』がスタッフに対してのセクハラで警察に出頭しました。
被害の申し出が増えているようです。そしてなんと別件のセクハラで2020年に起訴され裁判中とか、、、
フランスの利益に害する行為をすると勲章は取り消される場合があるそうです。

SHO

ご近所のサッカー大好きムッシューが、通りで焼きたてのバゲットを抱えて「ボンジュール。サヴァ?SHO がレキップの表紙になってるよ!!」
「はっ?SHO?」「きみ、日本人だよね?」と雑誌を見せてくれました。
レキップとはスポーツ紙なのですが、時々雑誌も出しているとは知りませんでした。表紙のSHO とは大谷翔平さんでした。
パリで野球の画像や印刷物を見た事はまずありません。野球なんて興味もないしルールすら知らないフランス人が取材して掲載したページです。
これは「日本人として買わなくては」とキオスクに行きました。
パリでは新聞は各家庭に配達してくれません。必要な時に近くのキオスクに買いに行きます。新聞、雑誌、スナック、ちょっとした日常品があるので助かります。
大谷翔平さんのページはなんと22ページ!
一冊の本を読むぐらいの量ですのでタイトルだけお知らせします。
「打撃でも等級でも素晴らしく、日米のスター大谷翔平はロサンジェルス・ドジャースと史上最大の契約を結んだ。」
 「超強力」
 「新しい皇帝、ロサンジェルス・ドジャースは、日本の田舎出身の野球少年から米国でヒーローになったショウヘイ・オオタニにスポーツ史上最高額となる7億ドルの契約を発表した。ゲームの絶対的な転載で29歳の日本人は自分の分野に新たな命を吹き込んでいる。」
「彼は他の選手たちとそれほど違いはありませんでした。彼は注目を集めない穏やかな人でした」オオタニ選手が幼少期にプレーしたゴルフ練習場のマネージャー正夫さんのコメントです。
 「彼については全てがとても純粋です。彼は若くて美しくとても素敵です。日本人はみんな大好きです」
とのタイトルです。
これから22ページ挑みます。

Paris Report

La seine

セーヌ川の氾濫、桜の季節を終えやっと春らしい気候になってきたかと思いきや、気温が下がり冬に逆戻りのパリです。
冬の間は雨の日が多く春先も天気が崩れることしきりでした。それに伴いセーヌ川の水位が上がり氾濫している状況です。
河岸に沿った幾つかの自動車道は閉鎖され、足場が浸水し河岸の散歩も出来ない状況です。観光客に人気のクルーズ船も運行休止、レストラン船や水上生活のペニッシュ船は、流れてしまわないように岸と連結され、渡しの板が設置されています。
記憶に新しいところでは2018年にもありました。水位が、5,90mを記録した洪水。 今回は4m近くまで水位が上がり、パリ市内でのイベントにも影響が出ています。
パリマラソンのコースが一部変更になりました。オリンピックの予行演習も中止、延期。 夏までに水位が下がったとしても、一番の心配の種は、水質問題!「泳げる川に!」と五輪後にもセーヌ川での遊泳を推奨しているイダルゴ市長ですが、セーヌ川の氾濫が起こる度に色が濁り汚染水と化します。
新たに下水処理場や雨水の貯水槽など多額を投じインフラを整えていますが、パリ五輪のカウントダウンはすでに始まっています。 セーヌ川では、開会式のセレモニーやトライアスロン、競泳、ボートなどの競技が実施される予定です。こんな水質では、選手たちの健康と安全が確保できない。
現在、変更も検討されていますが、開会式は、7月26日! 
予定通りセーヌ川が競技の舞台となるか注目です。

Paris Report

VEJA

3、4年前からでしょうか。
パリで「V」のマークのスニーカーを見かけるようになりました。その頃、マレ地区を歩いていると偶然に「V」のブティックを見つけたので入ってみると、商品はかなりシンプルです。
ちょうど白いスニーカーが欲しかったので、物色していると店員さんから「弊社のコンセプトをご存知ですか?」と聞かれてびっくりしました。
いいえと言うと、この会社『VEJA』のプロジェクトは経済的正義、環境に優しい素材を組み合わせて、これまでとは異なる方法でスニーカーを作り続けています。
キャンバスとレースにはブラジルとペルーのオーガニックコットンを使用し、ソールにはアマゾンラバーを使用し、リサイクルされたペットボトルなどのさまざまな革新的な素材を使用したVEJAスニーカーはブラジルで生産されています。 と説明してくれました。
素晴らしい!デザインはパリだそうです。
工場で製造する際、遠くの国のあちらこちらからと安いからと集めて作るより、地元の近い場所の材料を使う事で地元の活性化になるし材料の管理もできるという考え方です。そんな考え方の会社がフランスにあるとは、また驚き、即一足購入しました。
先日ジャーナリストの友人がブラジルのVEJA工場にプレスツアーで行ってたそうです。
早速、現地の話を聞くと、ファッションは農業の考えで運営している会社。
直営店で謳っている会社理念に即した製品作りだったと熱く語ってくれました。
牛皮はその牛が何を食べているか?そこまでチェックしています。木綿農家は、夫が出稼ぎの家が多く、女性たちが綿花の世話をしています。地元を大切にするために通常価格の2倍でオーガニックコットンを購入しています。染料ももちろん自然もの。
工場には地元の女性達が働き、明るく清潔な楽しい会社だと感心したと熱く伝えてくれました。そして、社食もオーガニックだったそうです。このいい話を聞いて、この夏用にもう一足VEJAを買いに行こうかと思っています。

Paris Report

La reserve

そんなには古くなく、そんなに大きくないとても素敵なホテルが、とんでもない場所にあります。
世界のどなたでもご存じのシャンゼリゼ大通り。エルメスの本店のあるブランド通りサントノーレ、大統領邸もありピカピカな通り。その間に挟まれていますが、知る人ぞ知るホテル。それが『La Rserve Paris Hotel and Spa』です。
ナポレオンの親戚の邸宅だったそうです。エントランスは控えめで上品です。インテリアは、19世紀の貴族の生活を彷彿とさせます。
まるで時代物の映画の中のようです。タペストリーと図書室の豊富な書籍に高級感が溢れるファブリックのカーテンから差し込まれる自然光。立派な大理石の暖炉が、ゲストを迎えてくれます。
1915年のオープン当時から美味しいレストランが、今年なんとミシュラン3星をゲットしました。Le Gabrielです。
総料理長のジェローム・バンクテル氏の弛まぬ努力の賜物と言えるでしょう。彼は、ブルターニ出身で、パリの人たちは、ブルトンをテッチュー(頑固者、石頭)と言います。ラテンの国においてとても真面目な方々です。故郷から日本まで放浪の旅をした事があり、その国々での味、料理法を体得してインスピレーションを得たそうです。
凝縮した味、慎重に制御された酸味、深い味わい、繊細な構成...シェフは自分の料理を自由に操ります。
ただ美味しい、美しいだけでは、3星をゲットできません。どこにもないイマジネーションが必要です。お料理は、モダン過ぎず、クラシックでもないので安心して楽しめスペクタルです。素晴らしい体験でした。
レストランのインテリアはシック。色のなさがお料理を引き立てます。すべてのデザインは世界的に有名なデザイナー、ジャック・ガルシアによるものです。

Paris Report

www.lareserve-paris.com

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