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スー ダン訪問記 第7回 スーダン訪問記
 

第7回 現地でのスケジュール-2

スーダン訪問記-7-1

カポエタに着いてまず真っ先に向かったのが「カポエタ南郡」の郡長さんへのご挨拶。続いて「国立安全警備省」 の事務所、南部スーダン帰還促進事務所へのご挨拶でした。

この挨拶をしっかりとやっておかないと、「見慣れぬあいつは何者?」ということで地域での活動が何もできなくなってしまいます。

一通りご挨拶を済ませて、地域での活動がOKになります。


移動はすべて「難民を助ける会」のランドクルーザーを使います。

当然ですが公共交通手段は一切ありません。人々の移動は“歩き”です。
水を汲みに毎日2時間くらい歩くのは“日常”です。
頭の上に20キロくらいの水が入ったポリタンクを乗せて“命の水”を運んでいます。

スーダン訪問記-7-4「ランドクルー ザー」という名前、「ランド=大地」を「クルーズ=航海する」まさに道なき道を航海している感触を今回の視察で実感できました。
しかもエアコンは一切使いません。恐らく装備はしているのでしょうが、オーバーヒート等の理由で一切スイッチを入れることはありませんでした。

後述しますが、1泊のキャンプでロパ郡を訪問したとき、窓から入ってくる熱風は髪を乾かすドライヤーそのもの、体力がどんどん奪われ、常に水を補給し続け なければなりませんでした。

今回の視察スケジュール(概要)
1日日:郡長さん、国立安全警備省事務所、南部スーダン帰還促進事務所等への
挨拶訪問。ブリーフィング。
2日目:全スタッフとのセッション(私たちの紹介を含めて)、井戸、給水塔
見学ツアー。
3日目:カポエタのカトリック教会礼拝に参加(ここで現地のゴスペルソングを聞くことができ、感動しました)
4-5日目:ロパ郡へのキャンプ(詳細は後述)
6日目:WFP(世界食料計画)、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)、
WAY STATION(帰還民受け入れ施設)、MAG(地雷除去NGO)訪問
7日目:カポエタ北郡訪問。カポエタタウンの小学校訪問。
8日目:ロキチョキオ経由でナイロビへ移動。

スーダン訪問記-7-2 スーダン訪問記-7-3

ロパ郡へのキャンプ視察が今回のメインイベントです。


下の地図右端のカポエタ南郡を出発し、ロミン(Roming)にある簡易診療所(PHCU)を訪問、現地のボランティアの人たちとミーティング、そしてト リト(東エクアトリア州州都)で昼食、その日のうちにイメドゥ(Imedu)まで移動(イメドゥ泊)。

翌日イメドゥのPHCUでミーティング、最後のPHCUイダレ(Idare)でのミーティングを終え、トリトに立ち寄ってカポエタに戻ってくるというスケ ジュールでした。



スーダン訪問記-7-5 スーダン訪問記-7-6

全工程約400キロなのですが、当然道路は未舗装、幹線道路から一歩分け入ると四駆のランドクルーザーでも慎 重に運転しないと進んでいけない“道なき道”の連続です。

今回は乾季でしたからそれでもまだましなそうです。
雨季になると突然川が出現して、道が消えてしまうこともしばしば、土も粘土質のため、雨が降るとぬかるんで前に進むことが出来なくなってしまいます。

スーダン訪問記-7-7最初の訪問地で あるロミン(Roming)まではタイヤのパンクがありましたが、順調に訪問することが出来ました。

スーダン訪問記-7-9PHCU(簡易 診療所)を訪問し、施設を見学し(といっても小さな施設なので数分)、ボランティアに皆さんとミーティングを行いました。

皆さんから、ここに簡易診療所を作っていただいた謝礼や、井戸が出来て、それまで水汲みに数時間かかっていたのが便利になったことのお礼の言葉がありまし た。

そのうえで、現地の産婆師の女性から“出産時に使うゴム製の手袋が不足している”との要望が出されました。

スーダン訪問記-7-8最後にボラン ティアの方々全員に日本から持っていったTシャツをプレゼントさせていただきました。

このTシャツの胸には「阪神優勝」という文字がプリントされています。

数年後に日本人がこの地を訪れることがあったら、きっと「阪神優勝」Tシャツを着ている多くの現地の人を見てびっくりするに違いありません。








株式会社イングラム
代表取締役 加藤勉

*次回に続く

 
 
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