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London Report

今週の土曜日はバレンタインデー。日本では女性が相手にチョコレートを贈るのが一般的ですが、イギリスでは恋人たちの日として男性が女性にプレゼントを贈るのが一般的で、チョコレートに限らず、カードや花束を贈ったり、ディナーに行ったりと二人の時間を楽しむ日。毎年うっかりして前日に慌ててカードを買いに行く羽目になるので、今年はちゃんと準備しようと思います。ではでは、今回もロンドンからレポートをお届けいたします。

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20世紀を代表する写真家 リー・ミラー の過去最大規模となる回顧展『LEE MILLER』が、テート・ブリテンで今月15日まで開催されている。ニューヨーク生まれのミラーは、1927年「Vogue」の表紙を飾る華やかなモデルとしてキャリアをスタートするも、次第にカメラの裏側へと魅了され、写真界において男性が主流であった当時、ヨーロッパにわたり、マン・レイのアシスタントとしてフォトグラファーへ転身。ニューヨーク、パリ、ロンドン、カイロでアバンガードなシーンをリードし、1940年にはイギリス版「Vogue」で活躍する傍ら、従軍記者となり、イギリスやドイツの戦線で戦場・収容所の写真を撮った勇敢で型破りな女性。今回の展覧会では、フランスのシュールレアリスムへの参加から、ファッション、戦場写真にまで至り、中でも、ヒトラーの自宅に侵入し、バスルームで入浴している自画像写真はとても印象的な作品。更に、1934年エジプト人実業家と結婚し、カイロで暮らしていた頃に撮られた風景写真など、今まであまりフォーカスされてこなかった側面にも光が当てられ、初公開を含む約250点ものヴィンテージやモダンなプリントが展示され、独自の道を切り開くことを恐れなかったミラーの不屈の精神と詩的な視点を明らかにする、見応えある展示会となっている。

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1月からBBC Oneで放送開始となった『Wild London』は、野生生物ドキュメンタリーシリーズの最新作。世界で最も有名な博物学者で、今年100歳となる、デヴィッド・アテンボロー卿が制作を手がけるこの長寿番組では、何十年にもわたり世界中の様々な野生生物を取り上げてきたが、今回は、世界で最も緑豊かな大都市と考えられる、ロンドンに生息する野生生物にフォーカスし、多様な動物たちのドラマが繰り広げられている。地下鉄で移動する鳩、運河を渡る蛇、危険な通りやライバルと格闘する狐の家族、都会のジャングルで生き延びるため順応する逞しい動物の姿に驚かされる。また、街から姿を消してしまった動物たちを呼び戻す取り組みも紹介され、国会議事堂の巣箱で育ったハヤブサの雛が初めて飛行を試みる姿や、ハリネズミが庭から庭へ安全に移動できるよう塀に通り道を作るなど、人が手を差し伸べ動物たちを見守っている。中でも最も驚いたのが野生のビーバー。生物多様性向上と気候変動の影響緩和を目指し、2023年10月、400年ぶりにロンドン西部の湿地に野生のビーバー一家5匹が放たれ、すでに6つのダムと2つのロッジを作り、赤ちゃんも生まれプロジェクトは順調に進んでいるようで、ダムにより水をため込む自然の貯水地ができることによって、洪水リスクの軽減が期待されるのだとか。

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パブやバー、クラブがひしめき合い、トレンドに敏感な若者が集まるロンドン東部のダルストン。この一角にある『Shacklewell Arms』は、ライブやクラブナイトが行われる人気のパブ。1870年代に建てられたこの建物は、1980年代後半から25年間セントルシア系のパブとして愛されてきた場所で、カリブ風のダンスホールやカラフルな壁画などトロピカルな内装、チューダー様式の梁が特徴のバーエリアは当時のまま、2011年から地元のギグ・プロモーター、トム・ベイカーと、カムデンの「ザ・ロック・タバーン」にも関わっていたダン・クラウチに引き継がれて以来、メジャーを目指し世界中から集まった様々なグループが、毎晩入れ替わりステージでライブを行ない活気で溢れる。また、この会場ではこれまでに、ビーバドゥービーの楽曲「Care」や、リトル・シムズの3rdシングル「Young」の収録が行われたり、イギリス発SFドラマ「ブラック・ミラー」シーズン7第5話「ユーロジー」でのシーンが撮影されたのだとか。ロンドンのフェスティバル「Field Day」や「Wide Awake」のスポンサーも務め、バンドのプロモーションに精力的な彼らだが、何よりもまず地元のパブであり続けることを心がけているようで、古い常連客にも愛されるパブ。

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世界的に抹茶や和スイーツへの注目が高まるなか、近ごろロンドンにもその波が押し寄せてきているよう。2022年頃「NEXTタピオカ」として日本の大手メディアが取り上げ、わらび餅ドリンクが大ブレイクした『甘味処鎌倉/WARABIMOCHI KAMAKURA』が、2025年11月30日にロンドン老舗デパート Johnlewis にオープンした。海外展開は2024年1月に香港で1号点をオープンして以来、シンガポール、アメリカ、タイ、オーストラリアなど世界各地で急速に店舗を拡大していて、ヨーロッパ初進出25店舗目となるロンドン店のオープン当日は、歩道を埋め尽くすほどの大行列ができ、先着100名にわらび餅が振舞われた。お店には、スタッフが丁寧にわらび餅を仕上げる様子が伺える実演ブースが設けられ、毎日出来立てのわらび餅を提供。メニューには「鎌倉わらび餅」/きなこ、黒胡麻、抹茶、「わらびもちドリンク」/抹茶、ほうじ茶、ストロベリーミルク、抹茶ラテ、ミルクコーヒー、ほうじ茶ラテなど。この新しい食感をイギリス人がどう受け止めるのか好みは二分しそうだが、個人的には出来立てのわらび餅がロンドンで食べられる贅沢に感激。今後更に季節のフレーバーやかき氷など新しいメニューが加わることに期待。

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