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London Report

年が明けたと思えば、あっという間にもう2月!時が過ぎるのを早いと感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?2025年は乙巳ということで、しなやかさや成長をテーマに、様々な変化を受け入れる年になるのだそう。柔軟に変化を受け入れ新しいチャンスを掴める年になると良いですね。ではでは、今回もロンドンからレポートをお届け致します。

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太陰太陽暦を使う中国や多くのアジア圏では、今年のお正月を1月29日迎えた。日本では旧正月や春節とも呼ばれ、日本の中華街でも春節を祝うお祭りやイベントなどがある中、ロンドンのチャイナタウンでも毎年恒例の祝賀行事として、パレードやステージパフォーマンスが行われ、沢山の人々が中華街を訪れた。多くの飲食店ではお正月に因んだスペシャル・セットメニューが用意されているようで、今回紹介する台湾料理食堂『BAO』では、お店の看板メニューBao/蒸しパンバーガーをはじめ、巳年にちなんだ小さな甘いお菓子など、5コースの「ごちそうメニュー」が 1月20日から2月9日まで£29で楽しめ、このメニューをオーダーすると、おまけに赤い封筒がもらえ、当たりくじの景品には、Tシャツ、トートバッグ、Baoのバウチャー、更に一名限定で毎日Baoが食べられる1年パスなどが貰えるのだとか。今ではロンドンに7店舗を構えるこのお店では、秘伝レシピのふわふわバオ意外にも、台湾から輸入した粉とイングランド北部から取り寄せた軟水を使って作られたヌードル、米には台湾の米所チーシャンのお米、醤油は450日間熟成させて作られた台湾産を使用するなど徹底したこだわりのもと、気軽に美味しい台湾のB級グルメが楽しめる。

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Bloomsbury エリアにお店を構える『Present & correct』は、ユニークな文房具雑貨を扱うお店。店内のインテリアは明るいプライウッドで統一され、機能を重視したミニマリスティックなスタイル。New & Old がバランスよくミックスしたお店の商品には、オリジナルグッズや18カ国を跨いで集められた商品まで様々。中には、足繁くヨーロッパのマーケットを訪れたり、デッドストックやコレクターから買い付けたヴィンテージアイテムなども多く、60年代に製造された珍しい切手やラベルなどのコレクターアイテムからは、ミッドセンチュリー建築やグラフィックスが好みだという、オーナー Neal さんのテイストが伺える。ショップで販売されているオリジナル商品は、グラフィックデザイナーでもあるオーナー自らが、デザイン決定から商品化までを手掛け、UKで製造されたもの。デザインのアイデアは、旅行や散歩をしている時に浮かんできたり、古いパッケージングや学用品、ありふれて見過ごされている図形的要素からもインスピレーションを受けているとのこと。カストマーにはデザイナーやアーティストなども多く、ティーネージャーから退職者まで幅広い年齢層が訪れるという。お気に入りの筆記用具で仕事も勉強も捗るかも。

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2月23日まで『 Photographer's Gallery』で行われる「Life, Love and Death in Sicily」は、レティツィア・バッタリアの UK 初の大規模な展示会。1935年シチリアのパレルモに生まれた彼女は、未経験ながらも30代半ばで報道の道に進み、地元の左派系新聞社 L’Ora でフリーランスのフォトジャーナリストとなって以来、生涯写真を撮り続け、1985年にはヨーロッパ女性初の受賞となったEugene Smith賞をはじめ、The Erich Salomon賞、Cornell Capa Infinity賞など、数々の賞を受賞し優れた功績を持つ写真家。今回の展示会は、彼女がフォトジャーナリストとして活動を始めた、70年代から90年代初頭にフォーカスされ、マフィア一族間の激しい抗争が続き、道で血を流して転がっている死体を目にするのが日常だった当時のシチリアで、犯罪現場に自ら足を運びリアルな写真を報道することで、時には脅迫状を送りつけられながらも、命を張って真実を追い求めた強い意志と覚悟が伺える作品ばかり。また、全て白黒で収められた展示作品には、マフィア戦争のみならず、女性、子供、宗教、政治家など、当時の島の生活のあらゆる側面が入り混じり、怒りと失望、貧困と富のコントラストが情熱的に映し出されている。

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『Genesis』は1848年にミュージックホールとして、後にシアター、1912年以降は映画館として形を変えながらも、常にエンターテイメントを提供したきた歴史あるベニュー。これまでにチャーリー・チャップリンやアメリカのお笑いコンビ ローレル&ハーディ、ムービープレミアには王室のメンバーや名だたるムービースターたちがここを訪れたという。ベストUKシネマアワードを受賞したこの映画館では、最新のリリースをはじめ、アートハウス、カルト・クラッシック、生配信ライブなども上映。館内の床にはオリジナルと思われるタイルワーク、レンガが剥き出しの壁にレトロな映画のポスターが飾られ、吹き抜けになったエリアの奥にあるカフェでは、地元のマイクロ・ロースタリーのコーヒーや、家族経営で100年続くRinkoffs ベーカリーのクローナッツなども楽しめる。更に2階にはカクテルバーやキッチンもあり、ムービーナイトやライブミュージックなどイベントも開催され、先日公開日を迎えた「A Complete Unknow」にちなんで、ボブ・ディランのカバーバンドライブが行われた。5つあるスクリーンは、オリジナル建築様式の面影を色濃く残した、550席のスクーリーン1、二つの150席スクリーン、更に二つの40席ラックススタジオは、全席ソファーまたはアームチェアーで、ブランケットやミニバーも付いている。

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