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London Report

このところ20度前後の初夏の陽気が続き、街や公園などには人が溢れ、コロナ前の賑わいを取り戻すロンドン。これから夏に向けイベントなど盛りだくさんのロンドンを今回もリポートいたします。

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これまでに世界で約4億枚のアルバムを売り上げ「ダンシング・クイーン」「ギミーギミーギミー」「恋のウォータールー」などの大ヒット曲を持つABBAが、40年ぶりに復活!昨年の11月にニューアルバム『ヴォヤージ』をリリースし、5月27日からはロンドンで革命的なデジタルパフォーマンスが行われる。会場となるのは2012年ロンドンオリンピックが行われたクイーンエリザベス・オリンピックパーク。このイベントのためだけに特注されたという三千人収容の「ABBA Arena」には、ダンスブース、フードエリア、没入型エンターテイメントなども併合。コンサートのステージでは、ABBAのアバター(通称ABBAtar)が10人編成の生バンドと共にパフォーマンスを繰り広げるという、前代未聞の試みが行われる。このイベントを可能にするにあたって、ジョージルーカス氏が設立したインダストリアル・ライト&マジック社の850人ものチームが関わり、モーションキャプチャーやパフォーマンステクニックが駆使され、何ヶ月もかけて作り上げられたのだとか。生バンドとアバーターのデジタル共演がこれからのエンタメ業界の常識となるのか、興味深いイベントとなりそう。

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6月で設立から5年目を迎えるVictoria Park Marketは、毎週日曜日にヴィクトリア公園内で行われているマーケット。もとはと言えば6ヶ月限定のプロジェクトとして始まったこのベンチャー、地元客からの熱い要望を受け年間を通して開催される人気のマーケットとなり、今では60以上ものさまざまなトレーダーが軒を連ねる。果物や野菜、蜂蜜やジャム、花、パン、シャルキュトリーやチーズ、クラフトスピリッツやワインなどなど。目移りしてしまう世界中から集まった屋台の食べ物には、インドネシアのココナッツカレーからマカロニチーズまでさまざま。中でもユニークなのは、バラエティー豊かな犬用のおやつを専門に販売する犬のデリカテッセンPack and Clowder’s。コロナ以降犬を飼う人が急増する中、グルメな犬や飼い主のニーズに応える人気のお店。長い行列ができていたAnna Mae's Mac & Cheeseでは、3つのチーズがブレンドされたクラッシックThe Annie MacやバーベキューフレーバーのThe Kanye Western、ビーガン向けの植物ベースのマカロニチーズなど6種類から。父と娘で経営する中国仕込みの餃子専門店Chubby Dumplingや、マカロン専門店Giselle Richardson Macaronsは次の機会に是非訪れてみたい。

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先月までセルフリッジズデパートで行われていた、世界で最も先駆的なブランドを集めた展示会「SUPERMARKET」に参加していたParley for the Oceanは、海に生息するあらゆる生物の保護を目的として、ニューヨークで2012年に立ち上げられて以来、再生プラスチックを100%使用して、独創的で魅力的な衣料品などのプロダクトを作るグローバルブランド。このブランドの最大の特徴は、海洋汚染の1番の原因となっている海洋プラスチックを回収する、独自のグローバルネットワークを持っているところ。地元のNGOや政府、海洋エキスパートや教育機関などの協力を得て、今や30の国々で40万人のボランティアが、海岸や離島、川やマングローブの環境整備活動に関わっている。これらの回収されたプラスチックは全て洗浄され、ビーズや繊維状に加工され、様々なアイテムに姿を変えてリサイクルされ、これまでにはADIDASとのコラボレーションや、4月に発表されたDiorのBeachwear Capsuleラインなどが話題に。ファッションのみならず、アートやエンターテイメント、スポーツや宇宙まで様々な分野でコラボレーションをし、2030年までに全ての国々が活動に参加することを目標として活動し、海洋環境改善に貢献し続けている。

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ロンドン北東部にあるWalthamstow Wetlandsは、テムズウォーターが管理する211ヘクタールの貯水池地帯。350万人の水の源であり、重要な自然保護区として、野生動物や珍しい水鳥から雄大な猛禽類の棲家や避難所となる、自然あふれる場所でもある。1863年から1904年の間に作られた10の貯水池からなるこの広大なエリアは、150年を経て2017年の末から初めて広く一般公開されることとなった。さまざまな野生動物が棲息する中、UKで最大の鷺の棲息地の一つとしても知られ、1990年代には138組のつがいが観測された記録もあり、またオカヨシガモやキンクロハジロなどの鴨をはじめ、ロビンやミソサザイ、春や秋にはヨーロッパやアフリカに飛び立つ前に立ち寄った鶯やヒタキなども見られるのだとか。またここには当時の建造物などもいくつか残され、その中の一つの建物が再利用されたエンジンハウスには、ビジターセンターやカフェもあり、テラス席は週末にもなると家族連れで賑わう。2階にある多目的スペースでは年間を通して様々なエキシビジョンも行われ、ビューイングバルコニーからは穏やかな貯水池が一望できるほか、60年代に使い道がなくなり一旦取り壊されてしまった煙突は、ツバメのために特設された54の巣箱が内蔵された24mのスウィフトタワーとして再建され、野鳥保護のため有効活用されている。

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