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Report

Milano Report

10月15日からイタリアはグリーンパスが全ての仕事場にも導入されました。グリーンパスとは保健省が定める4種のワクチンのいずれかの接種証明、Covid-19を発症し完治した証明、抗原テスト陰性証明、のいずれかを指します。納税番号と紐つきデジタル化され、携帯電話に保存するQRコードを提示します。(紙も可) 企業には専用読み取り機が設置され、訪問者ですらパスが必要です。驚くほどの監視社会化の加速に戸惑う毎日ですが、同時に、クリスマスが近づき街は活気に溢れています。そんなミラノからレポートします。

NYの老舗おもちゃ屋「FAOシュワルツ」がミラノにオープン!

クリスマスの定番映画「ホームアローン2」や「トーイストーリー3」などのロケーションにもなったニューヨークの老舗おもちゃ屋「FAOシュワルツ」が、10月28日ミラノに堂々オープンし、初日から行列ができ賑わっている。創業はなんと1862年。2015年に5番街の店を一旦閉店したが、2018年にロックフェラーセンタープラザに再オープンし、ニューヨーカーにこよなく愛され続けている店だ。その店が欧州で唯一、ミラノにオープンしたのだ。地下1階、地上2階、600㎡のミラノ店は、スターバックスやユニクロからすぐの便利な中心街。入り口には店のアイコンとなる兵隊のユニフォームを着たスタッフが敬礼をして出迎えてくれる。地上階は主にFAOシュワルツのオリジナルのぬいぐるみや木製のオモチャなどがギッシリ並び、上の階にはマジョレット・ミニカーのコレクションがズラリ。目の前で組み立ててくれるサービスもある。地下階へ降りると大きなピアノの鍵盤マットが目に飛び込む。映画「Big」 (1988年)でトム・ハンクスがニューヨーク店内で演奏したことでも有名な人気コーナーでミラノ店でもスタッフが時々、パフォーマンスを見せてくれる。その他にもマジックコーナーや、ぬいぐるみに名前やメッセージをその場で刺繍してくれるコーナーもある。バービー人形の豊富な着せ替えセットや、イタリアの子供服の老舗「CHICCO(キッコ)」から日本のシルバニア・ファミリーまで、ハリーポッターからジュラシックパークまで、驚くほど何でも揃う。フィレンツェのポンテヴェッキョやローマのコロッセオなどのパズルはお土産にも最適。子どもから大人まで楽しめるドリームランドの誕生だ。

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FAO SCHWARZ
Via Orefici, 15 20123 Milano
営業時間:10:15〜20:00 (無休)

シチリアの香り〜ドルチェ&ガッバーナx バーチ・チョコレート

シチリアのレモンの香りがふわっと口の中に広がる「バーチ・ペルジーナ」の新しいチョコレートが今年、8月末から限定販売されている。ファッションブランドとして有名な「ドルチェ&ガッバーナ」とのコラボ・チョコレートだ。ドメニコ・ドルチェがシチリア出身であることから、ドルガバのデザインは、シチリアからインスピレーションを得るものが多い。今回のリミテッド・エデションは「ドルチェ・ヴィータ」と名付けられ、正に「甘い生活」を感じさせる味。そしてシチリアの眩しい太陽、青い海、黄色に輝く大きなレモンを思い起こさせるカラフルなパッケージデザインは、一目でドルガバとわかる軽快で鮮やかなデザインで、思わず手を伸ばしてしまう。レモン風味の粒が入ったソフトなジャンドゥーヤ(ヘーゼルナッツのチョコレート)と定番のヘーゼルナッツ1粒を、バニラの香りのホワイトチョコレートでコーティング。そしてバーチのチョコレート恒例の「愛の言葉」をステファノ・ドルチェとドメニコ・ガッバーナが35枚選び、中からどれが出てくるかお楽しみ。例えば “Love is beauty” や “We like to live the Italian way” などが入っているそう。1922年に誕生して以来、イタリア人に愛され続け、お土産でも定番のバーチ・ペルジーナ、この「ドルチェ・ヴィータ」も、このクリスマスの目玉商品となりそうだ。
3個入:2ユーロ、12個入:8ユーロ、12個入(ギフトボックス)12ユーロ、24個入(缶):25ユーロ

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Baci®︎ Perugia®︎ Limited Edition Dolce Vita®︎ DOLCE & GABBANA

ヨーロッパ最大級のデザインミュージアム「ADI」 〜 メード・イン・イタリーのデザインが集結!

メード・イン・イタリーのデザインを一堂に会するデザインミュージアムが今年5月25日ミラノにオープンした。1930年代には馬車の発着所や配電工場として使われていた空間を改装し、5,000㎡に及ぶ展示スペースに所狭しと巨匠たちの作品が並ぶ。この新しいイタリアの文化拠点では、約70年に及ぶイタリアン・デザインの歴史の中で、コンパッソ・ドーロ賞というデザイン界のオスカーとも言われる賞の受賞作品が全て見られるのだ。通りの名前もアワード名にちなんで「コンパッソ・ドーロ通り」と名付けられたほどだ。きっと誰でも雑誌やテレビで見たことがあるだろうアキッレ・カスティリオーニのランプ「アルコ」や、マルコ・ザヌーゾの電話機「グリッロ」、1957年の伝説の車 フィアット500、子どもから大人まで自由自在に座れるサンドバッグのようなザノッタのアームチェア「サッコ」、リチャード・サッパーがアレッシィのために製作したコーヒーメーカー「9090」......これらが一堂に会し、それらを物語るひとつの空間となっている。年代毎にブースが区切られ、初年度の1954年受賞作品の中にはファッションブランドとして有名な「ヴァレクストラ」のブリーフケース「24ORE」や、リチャードジノリ「のスタッカブル・ディナー・サービス」も展示されている。ミュージアムに数歩足を踏み入れるだけで、美しいオブジェを生み出すデザイン思考の力だけでなく、私たちの生活を変えるデザインの力に、心から驚かされる。
今年の9月にミラノで開催されたミラノサローネの特別展、スーパーサローネでADIとコラボレーションした企画展「TAKE YOUR SEAT」展では、コンパッソ・ドーロ賞を受賞した30脚と佳作100脚以上の椅子が展示された。椅子を通してデザインの歴史が理解できた展覧会のカタログ本が現在、東京の代官山蔦屋書店の10周年企画展で開催中の選書フェア(12月4日迄) で紹介されている。

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*右上:代官山蔦屋書店 選書フェア *右下:スーパーサローネ「Take your seat」展

ADI Desgin Museum
Piazza Compasso d’Oro 1 Milano
Email: info@adidesignmuseum.org
開館時間:10:30〜20:00 (定休日:月曜日)

夜の盛り場LA CERBA

ドゥオモから地下鉄で2駅のところに老舗カクテルバー「ラ・チェルバ」がある。この店の名前の由来は1913年にフィレンツェで創刊された20世紀初頭の未来派の文芸誌「ラ・チェルバ」から名前とインスピレーションを得た。2001年、ミラノにオープンした当初は、1931年にフィリッポ・トマーゾ・マリネッティが書いた「未来派料理宣言」を忠実に再現したメニューを提供していた。2006年に改装された際は、外観や料理の内容に変更を加え、未来派だった頃の面影を残し、壁には20世紀初頭のアーティストの作品を再現した絵画や写真などが全面に貼られている。例えば、有名なカンパリの広告ポスターは、今世紀の初めにトレンティーノのアーティストが制作したもの。1970年代に作られたオリジナルのアームチェアやソファ、幾何学模様のカラー壁紙、蚤の市で見つけたユニークな家具など、ヴィンテージな雰囲気が漂っている。 隣のレストランとバーを隔てるアーチの間には、ペダーセンの自転車が置かれ、床は18世紀のオリジナルのパヴェ、石柱や梁のある天井も本物。18世紀には、ここに馬の乗り換え場所があったとか。 カクテルは、1920年代に作られたオリジナルのレシピをもとに、伝統的な手法で作られている。毎週木曜日には新しいカクテルが提案され、月末には最も人気だったカクテルがメニューに加わる。白ブドウとエルダーフラワーのリキュールに、ローズマリー、ライム、ジンを加えた、「マリー・ローズ」は心地よいフローラルな香り。ジン、レモンジュース、コアントロー、キウイを使った「ソレイユ・ヴェール」はバーマンの考案。ミラノらしい酒場で軽く一杯飲むのに最高の店だ。

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LACERBA
Via Orti 4, Milano
営業時間:Quisibeve (クイズィベーヴェ:カクテルバー) 18:30〜0:30 (金・土 〜1:30)
定休日:日曜日

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