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Paris Report

寒い日が続きます。こんな暗くて寒い時でもパリでは“デモ行進”があります。
その中で、女性だけのデモを見かけたのでチラシをもらい、シュプレヒコールを聞いてみました。戦後、左派リベラルがフェミニズムを牽引してきましたが、ここにきてそれに反対するグループが出てきました。『メネシス』というフランス女性団体です。
「イスラム移民の流入で犯罪が多発し女性の安全を脅かしている」
「差別はいけない」と言う『左派に反対』と訴える『右派のフェミニスト』です。テレビの討論会で左派とこのグループの女性対決が話題になっています。

香り

フランス人の日常生活に必要なファクターの一つとして『香り』があります。それは、赤ちゃんの頃から親がその子にあうコロンを選びます。どこの家に行ってもハーブエッセンスや香水の香りがある中で成長すれば、自然に自分の好みの香りを持ち使うことになるのでしょう。
随分前のことですが、私がパリで暮らし始めた頃、サンジェルマン界隈を歩いているとショーウィンドーの中に香炉とお線香を飾っているお店がありました。看板は『ESTBAN』なぜ?と興味がわきお店に入るとローソクやディフューザーがあるいわゆるパリの香り屋さん。
お店の人に聞いてみるとなんと!日本香堂さんのお店であることが解り、こんなおしゃれな地域に楚々とした佇まいでとても好感を抱きお線香を購入しました。
その後新しい仲間『GEODESIS』を発売して愛用しています。発祥の地はブルターニュです。このお店からすぐのモンパルナス駅から電車で行ける北西の自然に恵まれた海沿いの地域です。オイスターやロブスター、ガレットなどが有名です。
パリジャンは、ブルターニュの人たちブルトンは『頭が硬い』『質実剛健』『真面目』と言います。自然が厳しいからそうなったのかもしれません。普通“香り”というと南仏のブランドとパリです。なぜ、ブルターニュなんでしょうか?
1996年ブルトンのフレグランスクリエイターのイブロ夫妻が、世界中を旅する中で出会った、象徴的な植物を香りで再現した商品が、『GEODESIS』です。例えば、モロッコではネロリを選びました。ギリシャではイチジク。イタリアのカラブリア州のベルガモット。インドネシアのスマトラ島ではパチョリをチョイスしました。
そしてフランス人が大好きな『日本』は奈良県の吉野桜をイメージしたディフューザー、ルームスプレー、リフレッシャーオイル、そしてお線香があります。
キャンドルは植物性のワックスを使用したヴィーガン処方で、ブルターニュの工場で丁寧に手作りされています。これまで日本未発売でしたが、やっとご本家の日本でもこの2月から発売になります。
フランス人が作ったSAKURAの香りを日本でもお楽しみいただけるようになりました。

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https://geodesis.jp

No.16

ブルゴーニュワインが大好きなファッションデザイナーがバーをオープンしました。
中田龍三氏です。エマニュエル•ウンガロの右腕としてオートクチュールとプレタポルテのチーフデザイナーとして長い間活躍し、現在はご自身のブランド『Ryozo Nakta Paris』設立。オートクチュールの哲学をもとにビジューデニムのパイオニアとして、世界中にファンを持っています。
自由に飛び回るジェットセッターをイメージに服やリビンググッズを幅広く展開しています。プレタの他に世界のプリンセス、日本のプリンセスからも特別注文を受けているそうです。
そんな中田氏がなぜ?バーを開いたかを聞くと「仕事を終えると結局、毎晩ワインを飲むから」。そして、「御本人がブルゴーニュを好きすぎて集めている」からだそうです。
まずはカウンターでお好みの味をご相談ください。まずはグラスで。お好みにあったらボトルでも注文できます。夕方からは定番のタパスの他に予約をしておけば、中田氏自らがお肉料理や魚料理に腕を振るってくれます。
そして、パリのワインバーでは、ここだけ!生ハムや揚げ物を食べながらワインを楽しんだ後になんと“お茶漬け”です。焼きおにぎりの香ばしさとだし汁がこの寒い季節体に沁みます。
そして更にもう一つ。パリのワインバーにはないスイーツがあります!!
日本ではどこにでもあるショートケーキですが、実はパリのケーキ屋さんにはありません。欲しい時は日本系のお菓子屋さんまで行かなくては食べれないショートケーキが、ここにはあります。
午後は“サロンド・テ”としても使える秘密の場所です。オリジナルなパフェもあります。
場所はパリの中心地のオペラ地区です。日本で言えば歌舞伎座のようなコメディーフランセーズ[フランス古典劇を完成させたモリエールの劇場]の裏側、名前もモリエール通りにあります。ブルゴーニュワインがお好きな方にお勧めのお店です。

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昼は『No.16 café』、夜は、『No,16 BAR a VIN』
住所、16 rue Moliere 75001 Paris

タクシー

以前からよく頼む個人タクシーの運転手さんがいます。友人から「真面目で予約時間よりも前に迎えにきてくれる人がいる」と紹介していただきました。
初めてお願いした時はプジョーのセダンでした。「フランス車で丈夫なのでタクシーはこれだ」と言っていました。
その後しばらくするとメルセデスに変わりました。「やっぱりドイツ車だな」と運転手さん。その後“Uberタクシー”が流行りしばらく使ってみました。しかし渋滞の時uberはバスタクシーの専用道路レーンに入ることができず、一般車のレーンなので結局遅いことがわかり、また、あの運転手さんに頼むことになりました。
するとまた車種が変わっていました。以前より小ぶり?車内に入ると小ささは、感じません。走り出すとエンジン音が聞こえず静かです。「車種を変えたのですね?」と聞くと。「あなたのお国の車です。この車にして本当に良かったです。最高!!」と返答してくださいました。
なんとトヨタのハイブリッドでした。この頃本当にトヨタのハイブリッド車をパリで見かけます。フランス車はどこに行ったのでしょう?メルセデスは時々見かけます。トヨタの高級車のレクサス(こちらでは、約1000万円もします)もよく見かけます。
パリの大手タクシー会社の『G7』は、85パーセントの車両をトヨタのハイブリッド車カムリにしています。日本では、EV車購入に補助金が出るそうですが、こちらでは「EVはもう終わった」と言われています。走行距離、充電、燃えたら消化器では消せないなどの安全性問題、生産時は、エコではないことがわかったからでしょう。
フォルクスワーゲンは、EV工場閉鎖、メルセデスは、EV化を撤回しています。日本の政府はどう対応すべきなのでしょうか。

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アフリカ食

レパブリック広場とサンマルタン運河の間にはおしゃれな雑貨屋さんや洋服屋さん、カフェなどのお店がたくさんあります。
その中でユニークなお店を見つけました。カフェに入ってから「あれ?ここ他のカフェとちょっと違う??」とインテリアで感じました。
カウンターで何を頼もうかとキョロキョロしていると、「ランチならこのプレートがおすすめ。お茶ならこれ。全部アフリカの物よ」と優しいお兄さんが説明してくれて、はじめてアフリカ食のお店だと気がつきました。
パリにあるアフリカのレストランは普通カラフルないかにも“アフリカ!”という感じですが、こちらはもっとソフィスケイトしています。
「お店のコンセプトは2つのスペースで本格的なアフリカ料理を現代的な空間で、開放性、共有性、陽気性をすべての人に食べて喜んでほしい。ヴィーガンやベジタリアンの伝統料理も楽しんでもらいたい」とボードに書いてありました。
今回はブラウンシュガーのバナナココナッツケーキと南アフリカのグリーンルイボスティーをオーダーしました。「すっきり美味しいお茶ですね」とお店の人さんに言うと、「隣で売ってるよ」とお隣にショップがあることを教えてもらい、早速訪問しました。カフェの外観は、白。食品店は青いファサードです。
食品店にはアフリカ各国から塩味、甘いもの、冷凍食品、飲み物、ワインなど幅広い食品、雑貨などが集まっています。アフリカ人の店員さんにおすすめを聞くと、色々と説明してくれましたが、知らない食品には手を出しにくく、なぜか?ボトルに入っているピーナッツを購入しました。先客の方から「ここでしか買えないよ」とルワンダのコーヒーを勧められ、飲んだことのないのでこれもゲット。その方はルワンダの出身で、お国の内戦のことをちょっと話してくれました。
パリは出身が異なる人たちが多いので、食を含む文化が多様で楽しい町です。しかし、その裏には多くの事情でこの町に集まってきている人たちもいる事を思い出しました。
自宅でちょっと酸味のあるルワンダコーヒーで豆乳ラテを作ると綺麗な層になりました。次回は是非ビーガンプレートを味わいたいと思っています。

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SORE 6 rue de Marseille 75010 paris

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