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Paris Report

秋も深まり、美味しいものが続々と出てくる素敵な時期ですが、また大きな問題が噴出してしまいました。
フランスには欧州最多の約500万人のイスラム教徒と、こちらもヨーロッパで一番多い約50万人のユダヤ教徒が住んでいます。
そして「世界一番だよ!」とパリジャン達が自慢しているのがストとデモの多さです。どんなデモでも、警察に申告すれば許可され、そのデモがスムーズに行き問題ないように警官が付き添って行進します。
しかし、今回は驚くことにパレスチナ支持のデモの許可がおりませんでした。「自由の国フランスが、なぜ?」と不審に思っていましたが、このデモを認可すると、反体制派との大きな衝突が予想され、許可されなかったようです。複雑なパリです。

ラグビー

遂に決勝戦です。
暑い中フランス国内各所で始まった2023年ワールドカップは51日間全48試合です。
勝ち抜いてきたニュージランドのオールブラックスと南アフリカのスプリングボックスが世界一位を戦うことになりました。パリのスポーツバーでは、店内の全員が真剣な眼差しでテレビを凝視。会場はパリ郊外サンドニのスタッドドフランス。治安がいいとは言えない場所ですが、パリ中心地から地下鉄13番線で行けます。
決勝戦当日は風と雨で寒い一日でした。満席の8万人の観客席は、ぴかぴかと携帯電話のフラッシュで光っていました。肉体と肉体、魂と魂の戦いとは、こう言う事かと体感できる熱くドラマティックな試合でした。
まだまだ観戦したい気持ちが強く寂しい気持ちですが、日本では12月にリーグワンが開幕します。決勝戦で活躍したボーデン・バレット、アーロン・スミスが、トヨタで、ファフ・デクラークは、横浜の選手として日本で活躍することでしょう。
閉会式ではマクロン大統領がメダルを授与、ゴールドの優勝カップを収める茶色の箱は、なんと『ルイヴィトンの特注ボックス』でした。こんなところにもフランス色を出していました。

Paris Report

紳士の服

エデンパーク、EDEN PARK. ご存知ですか?
パリではここの服を着ていて体格が良い人は絶対と言って良いくらいラガーマンです。1987年ラグビー国際戦出場選手のフランク・メルネスとエリック・ブランが始めた衣料ブランドです。
今までのラグビージャージーシャツに手を加えたり、日常着にアレンジなどしています。色も豊富です。蝶ネクタイがシンボルロゴになっています。服を作るときのコンセプトは、情熱、連隊、規律、尊敬だそうです。
紳士のスポーツ、ラグビー大好きの方々のお店です。

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Eden Park
192-194 rue de courcelles
40 bd haussmann
10 rue prinsse

チョコレート

ラグビー日本チームが滞在していた街『トゥールーズ』。
知り合いがラグビー観戦に行き、あまりにも良い所なので、滞在を延長してパリに戻ってきました。「お土産を買ってきた」と言ってくれたので、名物のスミレの何かと思っていました。が、何とチョコレートでした。
世界でも有名な『Top of the top』のチョコレートを食べているパリ人に何で田舎のチョコ? と思い横に置いておきましたが、パッケージがオシャレなので開けて、一個口にほうばりました。「ごめんなさい。どーせ田舎の、、、。と思っていました」。お許しください!
口どけの良さ。どのフレーバーも自然を感じるチョコレートです。スミレとフランボワーズのガナッシュの上には名物のスミレも飾られています。
カルダモンのベースの上にはバラの花が、ローズマリーの下のチョコにはローズマリーの蜂蜜味です。植物が豊富な街の特徴が出ていて、体に優しさが染み込む逸品です。
日本チームのメンバー、スタッフもお土産にお持ち帰りになったでしょうか?

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CEIOLLO CHOCOATIER
23 place victor hugo 31000
2 place saint etienne 31000

南京虫

トコジラミ。『punaise de lit. 』 こんな虫が大量発生しています。
映画好きの友人はあそこの地区で発生したので、別の地区の映画館まで行かなくてはと注意していて、メトロでは席が空いていても座らずに立っている人が多いようです。
ソファーやベッドに潜んでいて、夜暗くなると表面に出てきて人を噛み、猛烈な痒みに襲われます。
素人では簡単に駆除はできなくて専門家に依頼するしか方法がないようです。パリ市議会は家庭の消毒費用を払い戻すと発表し、保険会社に住宅保険契約に含めるように望んでいます。
この間のパリコレにきた外国人達は、自国にこの“嫌なお土産”を持ち帰ったりしています。オーバーツーリズムの影響がこんな所に出ています。
これから寒くなると南京虫の活動は弱まるようです。根絶は出来ませんが忌避するものとしてエッセンシャルオイルがいいようです。ラベンダーやティーツリー、夏のヴァカンスに皆が使っているシトロネルをオイルやアルコールで薄めて使えます。
薬局では布地用のスプレー、噛まれた後の飲み薬、かゆみ止めが大売れです。
暖かくなると活動再開するこの害虫、「来年の夏のオリンピックはトコジラミとの闘いになるのでは」と今から噂されています。

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